実測で検算|ツールの計算と実際に払った額の突き合わせ

関税ナビの計算ツールが出す金額を、運営者が実際に払った送料・関税・Zonos手数料と突き合わせた結果をまとめたページです。運営者は日本からeBay等で商品を海外へ発送していて、発送のたびに実額を「実測台帳」に1行ずつ記録しています。ツールの係数はその台帳で見直しています。合っているところも、ずれているところも、そのまま載せます。

  • 送料は4件とも1円単位で一致しました(EMS 1件、国際エアパケット 3件)。
  • Zonos手数料は3件とも差6円以内でした。
  • 関税は、品目カテゴリの目安税率と実際の実効税率がずれます。腕時計は463円多く、ボールペンセットは307円少なく出ました。
  • DHL・FedEx(CPaSS)の送料と、海外から日本への個人輸入の関税・消費税は、実際の請求額での検算がまだです。

実際に払った額とツールの計算

2026年9月に米国へ送った4件です。4件目の腕時計(実例D)は送料だけ記録がそろっていて、関税とZonos手数料は明細を確認しているところです。「差」はツールの計算から実際に払った額を引いた値で、プラスはツールが多めに出たことを表します。

荷物 項目 実際に払った額 ツールの計算 差
A 腕時計(EMS) 送料 3,900円 3,900円 0円
A 腕時計(EMS) 関税 2,316円 2,779円 +463円
A 腕時計(EMS) Zonos手数料 793円 795円 +2円
B トレーディングカード(国際エアパケット) 送料 1,410円 1,410円 0円
B トレーディングカード(国際エアパケット) 関税 0円 0円 0円
B トレーディングカード(国際エアパケット) Zonos手数料 552円 556円 +4円
C ボールペンセット(国際エアパケット) 送料 1,620円 1,620円 0円
C ボールペンセット(国際エアパケット) 関税 451円 144円 -307円
C ボールペンセット(国際エアパケット) Zonos手数料 608円 602円 -6円
D 腕時計(国際エアパケット) 送料 1,200円 1,200円 0円

送料の値は、2026年10月17日に料金表を日本郵便の公式表の段階料金に直したあとの計算です。Zonos手数料は「556円+関税額×10.3%」の式に、実際に払った関税額を入れて計算しています。

実例A 腕時計(G-SHOCK)をEMSで

梱包込み226g、内容品価格18,527円、HTSコード9102.11.45の荷物です。送料は実額もツールも3,900円でした。関税の実額は2,316円で、内容品価格に対して12.5%です。ツールで「腕時計(目安15%)」を選ぶと2,779円になり、463円多く出ます。Zonos手数料は実額793円に対して式では795円で、差は2円でした。

実例B トレーディングカード(鑑定済み)を国際エアパケットで

梱包込み130g、内容品価格7,798円、HTSコード4911.91.4040の荷物です。送料の実額は1,410円で、内訳は郵便料金1,040円と国際特定記録370円です。ツールも1,410円でした。関税は実額0円で、ツールの「トレーディングカード・玩具(目安0%)」でも0円です。Zonos手数料は実額552円に対して式では556円で、差は4円でした。

実例C ボールペンセットを国際エアパケットで

梱包込み220g、内容品価格3,611円(申告23ドル)、HTSコード9608.10.0000の荷物です。送料は実額もツールも1,620円でした。関税の実額は451円で、内容品価格に対して12.5%です。ツールには筆記具の区分がなく、「その他雑貨(目安4%)」で計算すると144円になり、307円少なく出ます。Zonos手数料は実額608円に対して式では602円で、差は6円でした。

実例D 腕時計(中古の機械式)を国際エアパケットで

2026年9月28日に送った、販売価格135ドルの中古腕時計です。内容品の重さは80.5g、梱包込みで95gでした。送料の実額は1,200円で、ツールの国際エアパケット(100gまで)も1,200円でした。関税とZonos手数料の実額は明細を確認でき次第この表に足します。実例Aと同じ腕時計なので、関税の実効税率が12.5%前後になるかを確かめる予定です。

関税のずれの読み方

送料と手数料がほぼ合っているのに、関税だけ数百円ずれるのには理由があります。発送コスト比較の関税込みモードは、品目をカテゴリで選び、そのカテゴリの目安税率で関税を出しています。実際の関税はHTSコードごとに決まる税率でかかるので、カテゴリを選んだ時点で数百円単位のずれがありえます。

腕時計は目安15%に対して実測は12.5%でした。筆記具はツールに区分がなく、近い「その他雑貨」の目安4%に対して実測は12.5%でした。カテゴリの目安税率は、送る前に「関税込みでだいたいいくらになるか」の当たりをつけるためのものです。送る品物のHTSコードと税率が分かっているなら、その税率で関税を読み替えてください。Zonos手数料は関税額で変わるので、読み替えた関税額を「556円+関税額×10.3%」に入れ直すと、手数料も実額に近づきます。上の3件では、実際の関税額を入れた式で差6円以内でした。

まだ検算できていないもの

  • DHL・FedEx(CPaSS)の送料 見積もり1件(250g・15×10×8cm)を重量の比で伸ばし縮みさせた概算です。実額は2026年8月頃に宝飾品120gをDHLの関税込みで送った5,408円の1件だけで、サイズの記録がなく送料と関税を分けられないため、検算に使えていません。軽量品では30〜40%高く出た例があります。
  • Zonos手数料の高額帯 関税が5,000円を超える荷物の実例がありません。式が高額帯でも合うかは確かめられていません。
  • 関税・消費税計算(海外から日本への個人輸入) 実際の輸入の請求書での検算はまだです。税関の公式の手順(課税価格は0.6掛け、1,000円未満と100円未満の切捨て)どおりに計算し、記事関税の計算式の計算例4つと一致することは確かめています。
  • eBayの手数料率 初期値の22%は、実取引5件の手数料率18.4〜23.8%を固定費込みで平均した値です。取引によって幅があるので、自分の実績が分かるなら書き換えて使ってください。

このほか、2026年10月17日に公開したShopeeタイ向けの計算ツールは、このページにまだ実例を載せていません。

訂正の履歴

ツールの式や料金表を直したときは、日付と内容をここに残します。

日付 ツール 直したこと
2026年9月20日 発送コスト比較 Zonos手数料を「申告価格×4%」から「申告価格×4%と600円の大きいほう」に変更(実測2件から)
2026年9月21日 発送コスト比較 Zonos手数料を「556円+関税額×10.3%」に変更(腕時計の内訳が分かり、3件で誤差1%以内に)
2026年10月17日 関税・消費税計算 課税価格を「(商品価格+送料)×0.6」から、税関の原文どおり「商品価格×0.6」(送料は足さない)に直し、課税標準1,000円未満・税額100円未満の切捨てを入れた。旧式は初期値で支払総額が517円高く出ていた
2026年10月17日 発送コスト比較 EMS・国際エアパケットの料金表を日本郵便の公式料金表(米国=第4地帯)の段階料金に差し替え。以前の表は国際エアパケットで250〜430円高く、EMSは600g以上で安く出ていた
2026年10月17日 発送コスト比較 国際エアパケットが候補に出る条件を、日本郵便の公式条件(実重量2kg・3辺合計90cm・最長60cm・貴重品不可)に合わせた
2026年10月17日 発送コスト比較 計算結果が表示されない不具合を直した(表示部分を組み直した)
2026年10月17日 関税・消費税計算 品目カテゴリを税関の簡易税率表(6区分)に合わせて作り直し、簡易税率の対象外になる革製バッグ・財布、ニット製衣類、革靴は一般税率の目安で計算する区分に分けた。以前は「革靴・ハンドバッグ等30%」「ニット製衣類15%」など、税関の表と合わない区分だった
2026年10月21日 関税・消費税計算 「革製バッグ・財布 8%(1万円以下でも課税)」の区分を、「革製ハンドバッグ 8%(1万円以下でも課税)」と「革製の財布 10%(1万円以下なら免税)」に分けた。関税定率法施行令第16条の3で1万円以下の免税から除かれる革のバッグ類はトランク類とハンドバッグで、財布は入っていない。財布の税率は実行関税率表(2026年8月8日版)4202.31のWTO協定税率10%。以前は革の財布を1万円以下でも課税と計算していた

これからの記録

発送のたびに実測台帳へ1行足し、件数が増えたらこのページの表とツールの係数を更新します。係数を見直す条件の目安は次のとおりです。

  • CPaSS(DHL・FedEx)の送料 実重量・サイズ・実額のそろった発送が2〜3件たまったとき
  • Zonos手数料 実測が5件を超えたとき

見直して式や料金表が変わったら、上の訂正の履歴に日付つきで足します。

このページで検算しているツール

どの数字が公式の料金表から来ていて、どの数字が実測からの推計なのかは、計算の正確さFAQに分けて書いています。ツールの一覧はこちらです。

最終更新 2026年10月17日